新しいことを始めることへの不安を減らす方法

新しいことを始めるとき、誰でも不安な気持ちは出てくるものですが、新しいことや環境への不安が強まりやすい人がいます。

 今回は、新しいことや環境に慣れるまでに、とても時間がかかる人や、環境が変わると体調まで崩しやすい人が、どんな工夫をすれば心が軽く前向きになれるかを一緒に考えていきたいと思います!

 人によってベストな方法は違うかもしれませんが、次の5つの方法が役立ちそうです。

①不安な気持ちを書き出す

②不安なことランキングをつくる

③一番小さな不安に対して、できそうなことを考える

④一番大きな不安に対して、反対の考えや他の可能性を考える

⑤過去の成功体験を思い出しつつ、慣れるまでの無理ないスケジュールを考える

 では、一つずつ見ていきましょう!

 まずは、①「不安な気持ちを書き出す」です。

不安な気持ちって頭の中だけで考えると、余計なことまで考えてしまったり、昔の失敗体験を思い出してしまったり、ぐるぐると連想ゲームのように不安が広がってしまいます。紙に箇条書きで、リストアップしてみましょう。言葉にすることで、不安な気持ちを客観的に見つめる時間になり、不安に圧倒される感じが減っていきます。

次に、②「不安なことをランキングする」です。これは多少面倒かもしれませんが、不安の度合いを1〜10あるいは1〜100で、それぞれ点数をつけ、小さい順に書き直します。不安の多さに心が折れそうな気持ちになるかもしれませんが、ここで大切なのは、小さな不安もあるということに気づくことです。

そして、③「 一番小さな不安に対してできそうなことを考える」です。小さな不安ならば、もしかしたら工夫があれば対処できるかもしれません。

例えば、「初日に寝坊しないか」「腕時計を忘れないか」などでしたら、できそうな対策が思いつきそうですよね。

次に④「 一番大きな不安に対して、反対の考えや他の可能性を考える」です。これは人によって少し難しいかもしれないのですが、試してみると感覚がつかめてきます。自分にとって一番大きな不安は、小さな不安に比べると起こる確率が低いことがあります。もし、一番大きな不安が起こる確率が100%確定している場合は、もしそれを避けられるのであれば逃げてもいいんです。ただ、大きな不安が実際に起こるかわからないときは、その不安に対しての反対の考えや他の可能性もないか、研究者や探偵家になったつもりで分析してみましょう!例えば、「上司から怒られないか不安」という場合、「優しい上司もいるかもしれない、怒るというより端的に話す人もいる、怒られた後に仲良くなれた先輩もいる」など、いろんな可能性があることに気がつきます。もし、それでも不安な時は、もっとありえないことを考え、反対の考えを探してみましょう。例えば「入社した初日で全員がクビになる」とすると、「そんな会社は聞いたことがない、あるとしても確率は低い、縁がなかったにつきる」と他の可能性や考えが浮かんでくるかもしれません。

最後に、⑤ 「過去の成功体験を思い出しつつ、慣れるまでの無理ないスケジュールを考える」です。いろいろな可能性を考えているうちに、過去に成功したことや頑張れたことを思い出せることがあります。失敗体験ではなく、あえて成功体験をリストアップしてみてくださいね。そして、慣れるまでに体力も気力も使いますので、しっかり休める時間を確保しながら予定を組みましょう。

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