心配なことがあるとどうしても先延ばしにしてしまう

 この記事では、心配さん(日々や将来のことに心配が多い人)の先延ばしについて伝えていきます。

やることが多くて心配な人、どこから手をつけていいかわからず先延ばししてしまう人に読んでもらえたらなと思います。

心配さんが自分を大切にして過ごすためにも、先延ばしについて一緒にみていきましょう。

目次

1.先延ばしをしてしまう人
2.どんな心配がある?
3.先延ばしをすることで得られること
4.先延ばしをすることで後悔すること
5.先延ばししないために

先延ばしをしてしまう人

 誰もが先延ばしをしてしまった経験があると思います。どうして人は先延ばしにしてしまうのでしょうか。

先延ばしにもいろいろなパターンがあり、もちろん、取り組むのが面倒、あまり重要と感じていないという理由もあると思います。

ただ、心配さんの中には、明日のことやこの先のことについて考えること自体が不安になりやすく、その不安を感じないようにするために、先延ばししてしまう人も多いのではないでしょうか。

私自身も、よく明日のことやその先のことのプレッシャーから不安を回避して、あえて別のことをしてしまったり、不安にならないように他のことを考えてしまったりすることがあります。

 もちろん、リフレッシュの時間として、考えていることを一旦忘れて、別のことを楽しんだり落ち着くことをしたりするのは大切です。

ですが、期限や日程が迫っていたりすると、準備をしないといけないことが出てきます。

人は「不安」という感情があるからこそ、事前に準備できたり調べたりすることができます。「不安」という感情は、生きていく上でとても大切な感情です。

ただ、適度な不安はいいのですが、どうしても不安を大きく感じやすかったり、人によっては不安になりやすいことがあったりしますよね。

そうすると、不安を感じたくないために先延ばしをしやすくなってしまうかもしれません。

では、どんな心配によって先延ばししやすくなるのか、もう少し具体的にみていきたいと思います。

どんな心配がある?

 先延ばしをしやすい人の中には、次のようなことを心配する人が多いかもしれません。

失敗したらどうしよう
あの人みたいにうまくできないんじゃないか
何をやっても自分はきっとうまくいかない
できない人・ダメなやつだと思われないだろうか
自分は何をするにも時間がかかるに違いない
このようなことを考えすぎてしまい、どんどん自分に自信がなくなり、取り掛かるのが怖くなってしまうことがあります。

また、取り掛からないことで、余計にどうしたらいいかわからないという不安や、全然できていない自分に対しての不安が大きくなっていきます。

そして、ギリギリで取り掛かろうとしても、「失敗するに違いない」「これからやってもうまくいく気がしない」というように、準備や知識不足によって自分を追い詰めてしまうことにも繋がります。

このように、先延ばしをすることで自分を追い詰めてしまうことが多いですが、ついつい先延ばししてしまうのは、メリットと感じられるものもあるからなのです。

先延ばしをすることで得られること

 では、先延ばしをすることにはどんなメリットがあるのでしょうか。

自分では気づかないうちに先延ばしをしてしまうことがありますが、無意識のうちに次のようなメリットを感じている可能性があります。

不安なことを考えないですむ
自分のやりたいことや興味のあることに時間を使える
取り組むべきことを考えることで進んだ気になっている(実際は行動できていない)
 まず1つ目は、先ほども伝えたように、「取り掛からないことで不安を感じないですむ」ということです。

取り組むべきことを一旦忘れて別のことに集中していれば、不安なことを考えないですみます。

例えば、勉強をする前に片付けを始めてしまい時間がなくなることってありますよね。テストという不安から逃れるために片付けに集中してしまうのです。

2つ目は、「自分のやりたいことや興味のあることに時間を使える」ことです。

これは、簡単に想像がつくかと思いますが、先延ばししてやらない分の時間を、他のことに使えるのです。

例えば、課題をやらずにゲームをしたりなど。

3つ目は、「取り組むべきことについて考えることで進んだ気になっている」ことがあります。

実際は行動できていなくて、先延ばししてしまっているのですが、考えることで問題を解決しているような気がしてしまいます。

これは、よくある落とし穴です。

「こうしたほうがいいかな」「ああすべきだな」と考えてプランを立てることは良いのですが、「なんで自分は勉強ができないんだろう」「なんであの人は上手で自分はだめなんだろう」と考えて、過去のことまで余計に思い出して落ち込んだり、他のことまで自信がなくなるパターンがあります。

本人にとっては真剣に考えているため問題を解決している気分になるのですが、実際は行動できていない場合があります。

先延ばしをすることで後悔すること

 反対に、先延ばしをしてしまって後から困ることや後悔することはどんなことでしょうか。

また、先延ばしを繰り返すことでどんなことに繋がってしまうのでしょうか。

次の5つのパターンがあるのではないかと思います。

直前に自分を追い込むことになる
時間や期日に間に合わなくなる
また自分はできなかったと余計に落ち込む
間に合わない自分のイメージが蓄積されて新しいことに挑戦できなくなる
友人や家族、仲間との関係にも自信がなくなってくる
 1の「直前に自分を追い込むことになる」や2の「時間や期日に間に合わなくなる」のは簡単に想像がつくと思いますし、一度は経験したことがある人もいるのではないでしょうか。

次に、3つ目は「また自分はできなかったと余計に落ち込む」ことがあり、「自分はいつもダメだ」という考えがより大きくなってしまい自信をなくしてしまうことにも繋がるのです。

そして、4つ目の「間に合わない自分のイメージが蓄積されて新しいことに挑戦できなくなる」にも繋がります。「どうせ新しいことを始めても自分は変わらない」といった考えが大きくなり、挑戦することが怖くなってしまうかもしれません。

そして、5つ目は「友人や家族、仲間との関係にも自信がなくなってくる」があります。

例えば、締め切りを守れないと仲間関係も悪くなったり、会話する際も自分を卑下する態度になってしまうかもしれません。

あるいは友人や家族との約束にも自信がなくなって、喧嘩も増えてしまう可能性もあります。

先延ばししないために

では、先延ばししないためにはどうしたらいいでしょうか。

次回の記事で詳しく伝えようと思いますので、ここでは簡単にお伝えします。

大切になってくるのが、「はじめの一歩のハードルを極端に小さくする」ことと、「段取りの細かなステップを考える」ことです。

 ただ、自分に合う方法は一つとは限りませんので、次の記事で様々な工夫やアイデアを共有していきたいと思います。

また、先延ばしには、不安だけでなく、要領や、こだわりなど他のことも関わってきます。

先延ばしに関わる記事をいくつか投稿していこうと思っています。気になる方はチェックしてみてくださいね。

読むだけでも「はじめの一歩」です!

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